むし歯や歯周病を再発させないために治療段階から予防をご提案します
健康な歯を永く保つには、極力削らない、詰めない、被せないことが大切です。当院では、患者さまのお口の中の状態、むし歯・歯周病の原因を調べ、治療する段階から再発させないための予防プランを立てます。そして定期的な検査やアフターケアを含めて、お口の健康管理を長期的にサポートします。
また、治療段階から機能性や審美性を考慮し、お口の健康をより維持管理しやすい環境に整えていくことを心がけています。患者さまご自身の健康な歯を1本でも多く残すことを目標に、患者さまにも歯科医師・歯科衛生士と共に予防に取り組んでいただきたいと考えています。
患者様のライフステージにあった予防歯科をご提案します。
【年代に合わせた予防】3歳頃から永久歯が萌え始める頃まで
むし歯はむし歯菌による感染症です。乳歯のむし歯が多いと永久歯のむし歯も多くなるという研究結果があります。将来のために、乳歯のときから歯を大切にする習慣をつけましょう。
また、この時期に予防歯科で歯科医院に慣れておくと、“歯医者嫌い”になることを防ぐことができます。当院では、理想的な永久歯列を獲得することを考えながら予防治療を行い、食事指導を含めた『よく噛める歯並びの獲得』を心がけています。
【年代に合わせた予防】永久歯が萌え始めてから萌え揃うまで
フッ素塗布
歯にフッ素を塗るむし歯予防法です。歯科医院では市販の歯磨き剤の約10倍の濃度のフッ素を治療として使用します。フッ素を塗る回数の多いお子さまほどむし歯が少ない傾向にあり、特に萌えてから2年以内の歯にフッ素を塗ることで高いむし歯の予防効果が期待できるとされています。
【年代に合わせた予防】10代~
また、外見による悩みが多くなる思春期。歯並びによる見た目や咬み合わせなどによる発音の問題があると、大きなコンプレックスとなってしまう場合があります。徐々に人として自立していくこの年代こそ定期検診を受け、むし歯の早期発見や歯並びのチェックすることをおすすめします。
【年代に合わせた予防】20~30代
妊娠・出産に備えた予防も大切です
女性の場合、妊娠するとホルモンバランスの変化により、歯周病になりやすくなります。また、つわりのために歯磨きがつらくなる人も多く、むし歯や歯周病が進行してしまうことも少なくありません。さらに出産後は家事や子育てに忙しく、歯科医院への通院も難しくなります。将来の妊娠や出産に備えて、ぜひ定期的なメインテナンスで歯やお口の健康を守る習慣をつけておいてください。
【年代に合わせた予防】40歳ぐらいから
定期的なメインテナンスで歯磨き方法やケアの方法の指導を受け、毎日正しいお手入れを行うことが歯周病を治療していく上でとても重要です。
【年代に合わせた予防】70歳ぐらいから
よく噛み、仲間と楽しくお話ししながら食事を摂ることは、心身の健康維持にも欠かせません。誤嚥性肺炎などを防ぎ楽しい充実した人生を歩んでいくためにも、定期的な口腔ケアはもちろん、舌や頬、喉の奥の筋肉など会話や飲み込みに重要なお口の機能のチェックを受けることをおすすめします。
【PMTC】歯を白く、歯肉もきれいに
プラーク(歯垢)や歯石が成長してできる「バイオフィルム」と呼ばれる汚れや、タバコのヤニ、コーヒー・紅茶などの茶渋による着色汚れは、ご自宅でのブラッシングでは取れません。それを歯科医師や歯科衛生士などの専門家が、専用器具とフッ素入りジェルを用いて除去します。これをPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と言います。
PMTCは本来の歯の白さや健康な歯肉を取り戻します。これを定期的に行うことによって、むし歯・歯周病を予防し、口臭を抑える効果もあります。施術が終わった後はお口の中がスッキリと爽やかになる、人気の高い予防法です。